脊振山系・唐津市七山と糸島の自然と暮らしを守るために署名活動や周知活動をおこなっています
今回の署名提出後に、唐津市との質疑応答の場を設けました。
以下、詳細です
(守る会)佐賀県唐津市七山における風力発電事業は現在、環境影響評価配慮書、方法書についての大和エネルギーへの意見書提出、大和エネルギーによる「環境影響評価方法書」についての住民説明会が行われました。会場では賛成意見は少なく、不安や質問が多かったように思います。この事業について幾つか疑問点があるので確認させてください。
Q1.佐賀唐津風力発電事業については建設予定地の保安林の解除が必要ですが、佐賀県は令和3年9月16日の定例県議会一般質問で池田宏昭農林水産部長は「保安林の解除は困難である」と答弁しました。佐賀県は令和3年9月30日経済産業省大臣あてに意見書を提出しましたが環境保全上の支障、土地利用計画のないことを理由に指定解除の要件に合致していないとしました。現在の唐津市の見解を教えてください。
(新エネルギー推進課)
A1.唐津市としては再生可能エネルギーの推進、導入は積極的にするが、保安林を保全するという佐賀県の姿勢をふまえて、事業者(大和エネルギー株式会社)の今の計画のままでは進めていくのは困難であると思っています。事業者が計画を極端に変更することがあれば、また一から検討することになります。
Q2.七山のあの場所が、今後風力発電などに唐津市の土地利用計画に位置付けられるようなことはあるのでしょうか?
A2.唐津市としても、土地利用計画に慎重になっています。佐賀県が保安林を保全するという見解であるので、その方針に準じていきます。
Q3.令和4年3月14日~16日、事業者による建設予定地の希少猛禽類の調査が行なわれていますが、現在の状況、また今後の七山風力発電事業はどうなっていくのか教えてください。
A3.現在、事業者は猛禽類の調査などを行なっていますが、唐津市の意向は事業者には伝えてあります。事業者とは密に連絡をとれるようにしていますが、事業者は現在も七山に話に行っているようです。それが住民に対するものか調査のためかは分かりません。
Q4.2021年6月の市議会で、唐津市長は大和エネルギーに対して、唐津中心部での説明会の開催の申し入れをすると発言されていますが、現状はどうなっていますか?
A4.唐津市として、唐津中心部での説明会の開催を事業者に要請しているが、事業者の回答はありません。
(守る会)
山の尾根を削ることで、地下水脈や川の生き物、ななの湯や井戸水などへの影響を懸念しています。肥前町の風力発電の近くの農地では農作業の時間を短くしないと体調に影響があるとの報告もあります。
今回の七山での風力発電事業は、災害・景観・健康被害などの点から見ても非常にリスクの高い事業だと思いますし、七山の素晴らしい自然や暮らし、文化は唐津市の貴重な財産であると思います。同じ想いの沢山の方たちの署名が集まりました。
これからも脊振山系の自然が守られるように願っています。どうぞよろしくお願いいたします。
2022年5月27日(金)
(仮称)DREAM Wind佐賀唐津風力発電事業の白紙撤回を求めるオンライン署名を
①佐賀県唐津市 峰達郎 市長
②大和エネルギー株式会社
宛に提出いたしました。
長期にわたる皆様のご支援に、心から感謝を申し上げます。
美しくのどかな原風景が残る佐賀県唐津市七山と、その隣の福岡県糸島市二丈に暮らす住民の命と暮らしを大規模風力発電の無謀な開発工事から守りたい。
その思いで始めたオンライン署名に、たくさんのご協力いただき、436名の方々にご署名いただきました。ご協力有難うございました。
また昨年の5月に提出した保安林を守る署名3,123筆の追加分904筆(合計4,027筆)も合わせて唐津市長宛に提出いたしました。
【提出物】
■七山・脊振山系への大型風力発電のための大規模開発から暮らしを守る保安林を守る署名
唐津市へ追加提出 904筆(前回3,123筆、合計4,027筆)
■「唐津市マスタープラン」に沿い美しい農山村と景観遺産を次世代に引き継ぐことを求めるオンライン署名 唐津市、大和エネルギー株式会社へ提出 436筆
■背振北山県立自然公園及び保安林の保全に関する要望書(背振北山県立自然公園の保全を求める会)
それと共に風力発電と健康被害に関する参考資料と要望書を県知事、市長、議員宛に提出しました。
【参考資料の提出先】
佐賀県知事、唐津市長、佐賀市長、糸島市長、
唐津市議会、佐賀市議会、佐賀県議会の全議員97名
【参考資料】
■脊振北山県立自然公園及び保安林の保全を求める要望書の写し
■長周新聞 風力先進国で行詰まる再エネ事業
(低周波による健康被害、脅かされる漁場)
■『(仮称)DREAM Wind 佐賀唐津風力発電事業環境影響評価方法書』に対する市民の意見書の抜粋
■鶴田 由紀 氏 取材ルポ 3p「風車を拒絶した島 風車に翻弄される島」『自然と人間』2010年2月号
署名内で頂いたエール金のうち、署名サイトVoiceから差し引かれる 25% を除いた金額は
議会配布用の新聞購入費(100部)、資料印刷費、封筒・用紙購入費、ポストカード型フライヤー印刷費(3500枚)、郵送費に充てさせていただきます。ご協力いただいた皆様、有難うございました。
2021年3月に七山・脊振山系の暮らしを守る保安林を守る会を発足し、署名提出の間にも少しずつ、唐津市七山の風力発電事業の危険性についての周知が進んで参りました。
これもひとえに、皆様のお力添えがあったからこそです。
あらためまして、
私たちの声に耳を傾けて下さいました皆様へ。
心より感謝を申し上げます。
七山・脊振山系の暮らしを守る保安林を守る会
発起人一同
オンライン署名はじめました(トップページの上部のリンクから入れます)
唐津市七山の風力発電事業について
佐賀県は保安林の解除は困難との見解を出しましたが、事業者による事業廃止届は今だ行政へ提出されていません。
国による再エネ規制緩和が進み、機に乗じて事業者が別の形で再度動きだす可能性もあると思います。
事業の白紙撤回を見届けるまでは今後も動いていきたいと思います。
ご賛同頂ける方は知人の方にシェアして頂けると有り難いです。
よろしくお願いします
①〈佐賀県唐津市 宛〉
佐賀県唐津市は大規模風力発電所の開発地域の地権者として、七山地域の歴史、文化、自然、住民の安全を守り、自然を生かしたまちづくりを掲げる「唐津市都市計画マスタープラン」に沿い、美しい農山村と景観遺産を次世代に引き継ぐことを求めます。
②〈大和エネルギー株式会社 宛〉
大和エネルギー株式会社は、唐津市七山の風力発電開発事業を白紙撤回してください。すみやかに行政への「事業廃止届」の提出を求めます。
佐賀県農林水産部長は16日、佐賀県議会一般質問で、唐津市七山の風力発電所の建設について「少なくとも開発にかかる土地利用が公的な土地利用計画に位置づけられていない。保安林の解除要件には合致していない」と答弁しました。
風力発電と土砂災害に関する資料、要請書(脊振北山県立自然公園の保全を求める会)を県知事、市長、議員宛に提出しました。
【提出先】
佐賀県知事、福岡県知事、唐津市長、佐賀市長、糸島市長、唐津市議会、佐賀市議会、佐賀県議会、糸島市議会、福岡県議会の全議員206名
【提出物】
■脊振北山県立自然公園及び保安林の保全を求める要請書(脊振北山県立自然公園の保全を求める会)
■長周新聞 熱海伊豆山土石流のプロセスの検証(メガソーラーと残土の影響について)一面記事
■長周新聞 災害防ぐ保安林の重要性を説く講演会 一面記事(九大の佐藤宣子教授による 2021.4.23 唐津市七山公民館)
■佐賀県内土砂災害警戒区域 指定状況一覧表
■唐津市七山林道における土砂災害地点と風車事業実施予定地マップ
■『DREAM WIND 佐賀唐津風力発電事業環境影響評価方法書』に対する市民による意見書の抜粋
■大規模風力発電のリスクとは
2021年7月3日に発生した熱海市伊豆山土石流
〜その発生プロセスから見えてくること〜
残土とメガソーラーの関連性について
下部のリンクから詳細記事が読めます。
風力発電所の建設のために、唐津市が所有する土地を企業に賃借しないで、という主旨の署名活動を開始し、2ヶ月で総計3,123筆集まりました。
七山・脊振山系の暮らしを守る保安林を守る会から、唐津市長宛に提出しました
下部のリンクから新聞記事が読めます。
コロナ禍や、遠方で意見書箱へ投函に来れない方のために、守る会が独自でインターネット集約した意見書 約120通を唐津市役所の環境対策課へ提出しました(大和エネルギーへ郵送されます)
山口県の地方紙、長周新聞の紙面に先日4月23日唐津市七山での九州大学教授の佐藤宣子先生による保安林の勉強会、また唐津市七山の風力発電建設の記事が掲載されました。
下部のリンクから記事が読めます。
■佐賀県、福岡県の各地からのご参加、有り難うございました■
森林には、雨水を貯える働き、土砂流出を防ぐ働き、水質を浄化する働きがあります
保安林とは何か?保安林制度全般について
また土砂流出防備保安林についても詳しく
九州大学大学院教授 佐藤宣子先生にお話を伺います
日時:2021年4月23日(金)
19:00~20:45
(1時間講義のあと、質疑応答)
会場:唐津市七山公民館
住所:〒847-1106 佐賀県唐津市
七山滝川1252
参加費:寄付ボックスを
設置しています
講師 佐藤宣子 先生
プロフィール
1961年福岡県生まれ。九州大学大学院農学研究科林業学専攻博士課程修了。大分県きのこ研究指導センター研究員、九州大学農学部助手、同助教授などを経て2007年より九州大学大学院
農学研究院教授。
専門は森林政策学、山村社会論。
■主な著作
地域の未来・自伐林業で定住化を図る(全国林業改良普及協会)、林業新時代~「自伐」でひらく農林家の未来(共編著、農山漁村文化協会)、
日本型森林直接支払いに向けて(編著書、日本林業調査会)
■主な社会活動
NPO法人九州森林ネットワーク理事長、総務省過疎問題懇談会委員、宮崎県森林審議会委員
などを務める
『ご存知ですか?自然エネルギーのホントのこと』『ただの主婦にできたこと』の著者 山田征さんのお話し会です
82歳の山田征さん
今も現役で年間200箇所ぐらいの講演をこなしていらっしゃるという パワフルなお方
40年以上お一人で原発の反対運動、 ホームレス支援、 阪神淡路大震災、東北大震災の支援 フィリピンのスラム街の支援などされて来られた方です
自然エネルギーに疑問を抱き、電気と携帯電話のない生活を20年近くされています
原発やソーラーパネル発電、風力発電は、私たちの生活に何をもたらしているのか?
考えるきっかけになれば良いなと思います☀️
2021年4月1日(木)13:00~15:00予定
@ps(ピース) カフェ&コワーキング
佐賀県唐津市新興町47 定員20名ほど(要予約)
駐車場は、6~8台停められます。
近くに有料駐車場あり。
<参加費>
○1000円+ドリンク代(当日払い)
○zoom視聴 (お問い合わせください)
【お申し込みはメールフォーム、公式ラインから】
【山田征さん プロフィール】
1938年東京生まれ、六歳より九州宮崎で育つ。娘達の子育てと共に、農家と直接関わりながら地元の学校給食に有機農産物他食材全般を約17年にわたり搬入。仲間と共にレストラン「みたか・たべもの村」をつくる。反原発運動、沖縄県石垣島白保の空港問題他さまざまな活動を経、現在は、日本国内だけではなく地球規模で設置拡大され続けている風力や太陽光による発電設備の持つ深刻な諸問題についての講演活動を精力的に続けている。2002年1月より「隠された真実を知るために」のタイトルで、ひと月に1回の小さな勉強会「菜の花の会」を続けている
大和エネルギー㈱によるDREAM Wind佐賀唐津風力発電事業の環境影響方法書の勉強会
◆参加人数や天候等により、中止・延期になる場合があります。
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